日本代表、ワールドカップへの道


そ の 1


  1998年6月10日〜7月12日、フランスで行われるサッカー・ワールドカップを目指して、日本代表は
  熱い戦いの真っ最中です。
  我らが川口くんも、日本代表の若き守護神として必死でゴールを守っています。
  そんな日本代表の戦いぶりをレポートし、応援していきたいと思います。




  ワールドカップへの道のり


  日本がワールドカップに出場するためには、まず「アジア一次予選」を突破しなければなりません。
  現在、アジア36カ国が10グループに分かれてリーグ戦を行っています。
  その後、「アジア最終予選」として一次予選各グループ1位の10チームが5チームずつの2グループ
  に分かれてリーグ戦を行い、各組の1位ト2位が準決勝を行って上位3チームは自動的にワールド
  カップに出場できることになるわけです。
  4位のチームはオセアニア代表とのプレーオフにまわり、勝った方がW杯に出場できます。
  つまり、アジア36チームのうち本戦に出場出来るのは3チームか4チームということになります。




  日本代表、戦いの軌跡  〜アジア一次予選・オマーンラウンド〜

  

    勝点 得点 失点 得失点差 日  本 オマーン ネパール マ カ オ
日  本  9 17  0  +17  − 1−0 6−0 10−0
オマーン  6  5  1  + 4  0−1  − 1−0 4−0
ネパール  1  1  8  − 7 0−6 0−1  − 1−1
マ カ オ  1  1 15  −14 0−10 0−4 1−1  −




  日本代表、これからの戦い


  <アジア一次予選日本ラウンド日程>

      6月22日  オマーン − ネパール  16時30分
              日本   − マカオ    19時
      6月25日  マカオ  − オマーン   16時30分
              日本   − ネパール  19時
      6月28日  ネパール − マカオ    16時30分
              日本   − オマーン   19時

    オマーンラウンドで3連勝、2位のオマーンに得失点差で13と大差をつけた日本は、最終予選出
    場に向けて一歩リードしています。
    日本ラウンドでは実力的に大きく差をつけているマカオ戦、ネパール戦に連勝すれば、オマーン
    戦に引きわけても最終予選出場が決まります。
    もし、負けた場合でも得失点差でオマーンを上回る可能性が高いので、日本の最終予選出場は
    まず間違いないと言っていいでしょう。   

  
  <アジア最終予選>

    既に最終予選出場を決めているのは、サウジアラビア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)、韓国、
    クウェート、カタールの6チーム。
    残りは中国、イエメン、カザフスタンが有利と言われています。
    (* 6/22、中国が最終予選選出を決めました。)

    出場が予想される国の中には、身体能力の高い中東のチームが多く、かなり日本チームのこと
    も研究してきているので、日本にとっては苦しい戦いになりそうです。
    (何しろ、昨年12月のアジアカップでもディフェンディング・チャンピオンだったにも関わらず、準々
    決勝でクウェートに敗れています。(涙))


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  日本代表における若き守護神・川口くんの活躍


    昨年は日本代表に選出された直後に怪我をしてしまい、涙をのんだ川口くん。
    しかし、今年になって怪我が治ってから再び日本代表に選ばれ、既にレギュラーとして正GKの
    座をつかみました。

    W杯アジア一次予選オマーンラウンドでは全試合を完封。\(^o^)/
    ただ、Jリーグでは今季11試合全てで得点を許してしまっています。
    先日行われたキリンカップでも緒戦の対クロアチア戦で3失点だった為、試合終了後、勝ったにも
    関わらず川口くんの顔に笑顔はありませんでした。
    失点は必ずしもGKだけの責任ではありませんが、人一倍自分に厳しい川口くんはやはり悔し
    かったのでしょう。
    しかし、キリンカップ第二戦のトルコ戦では1−0で完封、しかもPKを見事に止めましたっ!!
    「どうやって止めたのかはよく覚えていない」と言っていた川口くんですが、「この試合がいいきっ
    かけになりそう」と言っていましたから、日本ラウンドではまた見事なプレイを見せてくれるでしょう。




  アジア一次予選日本ラウンド


   <日本代表メンバー> (1997年6月20日発表)

位置 番号 氏名 年齢 チーム 位置 番号 氏名 年齢 チーム
GK  1 小島 伸幸 31 ベルマーレ MF  6 山口 素弘 28 フリューゲルス
  20 川口 能活 21 マリノス    7 本田 泰人 27 アントラーズ
DF  4 井原 正巳 29 マリノス   15 森島 寛晃 25 セレッソ
  17 秋田  豊 26 アントラーズ   10 名波  浩 24 ジュビロ
  19 中村  忠 26 ヴェルディ   23 望月 重良 23 グランパス
   3 相馬 直樹 25 アントラーズ   22 平野  孝 22 グランパス
   2 名良橋 晃 25 アントラーズ    8 中田 英寿 20 ベルマーレ
  16 斉藤 俊秀 24 エスパルス FW 11 三浦 知良 30 ヴェルディ
   5 鈴木 秀人 22 ジュビロ   14 岡野 雅行 24 レッズ
MF 13 北沢  豪 28 ヴェルディ   21 西沢 明訓 21 セレッソ



  <オマーン代表 対 ネパール代表> (6/22)  オマーン  6−0 ネパール


  <日本代表 対 マカオ代表> (6/22)   日 本  10−0 マカオ

    先発メンバー  GK:川口、DF:井原、秋田、相馬、中村、MF:山口、名波、中田、本田、
              FW:三浦、西澤

    選手交代    46分:本田→森島、52分:相馬→名良橋、70分:西澤→平野 

    得  点     17分:中田(代表初ゴール)、21分:西澤(代表初ゴール)、24分:三浦
              29分:三浦、42分:名波、45分:三浦(ハットトリック)、57分:三浦
              61分:中田、62分:三浦、79分:三浦(ダブル・ハットトリック)

    試合経過・感想
      オマーンラウンドで10−0で勝っているマカオ相手で、最初から楽勝ムードが漂っていました。
      マカオはほとんど10人が自陣のペナルティ・エリア周辺に集まり、全く攻め上がってきません。
      たまに日本サイドにボールが入ってもマカオの選手がほとんどいないので、日本側は全く余
      裕でボールを回しますが、そのせいか簡単なパスミスが結構目立ちました。
      前半で6−0とリードすると、マカオの選手はますます自陣に固まり始めます。(苦笑)
      最後の最後になって、半分くらいの選手がようやく上がってきますが時既に遅し。
      「気持ち良かった」というカズのダブル・ハットトリックも含めて、今回も10−0で大勝しました。
      それにしても、FWやMFは気持ちが良かったでしょうが、DFにとっては手持ち無沙汰な試合
      だったのでは無いでしょうか。
      何と言ってもマカオ側のシュート数が0なので、川口くんや井原選手は全く見せ場がありま
      せんでした。(大苦笑)
      最初から「格下」とわかっていた相手でしたから10得点は当然としても、マカオのシュート数
      ゼロには驚いてしまいました。
      おかげで、日本にとっては「練習」にもならない試合だったかも知れません。


  <オマーン代表 対 マカオ代表>  (6/25)     オマーン  2−0 マカオ    


  <日本代表 対 ネパール代表> (6/25)   日 本   3−0 ネパール

    先発メンバー  GK:川口、DF:井原、秋田、相馬、名良橋、MF:山口、名波、中田、本田、
              FW:三浦、西澤

    選手交代    65分:本田→望月、80分:中田→森島、86分:名波→北澤 

    得  点     45分:西澤、73分:三浦(FK)、87分:三浦

    試合経過・感想
      先日の対マカオ戦に大勝した日本、今日もオマーン・ラウンドで6−0で大勝しているネパール
      相手だけに、戦前の予想は「日本の大勝」でした。
      ところが、ネパールは先日のマカオよりも徹底した11人総守備態勢で、日本は思わぬ苦戦
      となりました。
      ネパール側は全く攻撃してくる気が無い為、今日もGKの川口くんは手持ち無沙汰でしたが、
      11人全員で守るネパール相手に、日本もなかなか得点が出来ません。
      前半から試合はずっとネパール陣内で進み、日本も積極的にシュートを打っていきますが、
      何しろ11人で守っている上、GKも健闘していました。
      結局前半はロスタイムにあげた西澤の1ゴールのみで終わってしまいました。
      後半ネパール側も多少ラインをあげてきますが、相変わらず11人での守備態勢、カウンター
      攻撃をしてくる気が全く無いので助かりましたが、日本側にはヒヤッとするようなパスミスも
      何度か見られました。
      マカオ戦でダブル・ハットトリックを決めたカズが今日も後半2ゴールをあげ、これで代表通算
      50ゴールとなりました。
      ちなみに、井原選手は今日の試合で国際Aマッチ100試合出場を達成しました。
      それにしても、こういう試合ばかりだと、どんどん攻撃してくるチームとの対戦が心配です。


  <マカオ代表 対 ネパール代表> (6/28)      マカオ  2−1 ネパール


  <日本代表 対 オマーン代表> (6/28)    日本   1−1 オマーン

    先発メンバー  GK:川口、DF:鈴木秀、井原、斉藤、MF:中村、山口、名波、相馬、中田、平野
              FW:三浦

    選手交代    45分:井原→井原、45分:平野→岡野

    得  点     4分:中田

    試合経過・感想
      雨はやんだものの台風8号の影響で強風が吹き荒れる最悪のコンディションでした。
      それでも開始早々中田のヘディングでゴール!! これはいける!と思ったのですが・・・。
      その後も風上から攻め続けますが、シュートがGK正面にいってしまい追加点が入りません。
      後半は風下。 しかも先日イエローカードを受けている井原が出場停止になったときに備え
      て、ということで井原を下げてしまいます。
      こうなるとキリンカップでテストしていた「中東勢対策」の3バックがすっかり混乱し、ゴール前
      でオマーンの選手がノーマークに!!
      この一次予選はオマーンラウンドから無失点できた日本、そしてGKの川口くんですが、遂に
      後半63分オマーンに1点を許してしまいました。(涙)
      10点差で負けなければ最終予選に進出できるとわかっていたものの、やはり全勝したい!
      と思いましたが、失点後は決定的なチャンスが無いまま終わってしまいました。
      とは言ってもこれで日本は一次予選を突破、最終予選への進出を決めました。


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 アジア一次予選最終結果


  <W杯アジア一次予選突破国> 

    第1組:サウジアラビア、第2組:イラン、第3組:アラブ首長国連邦、第4組:日本
    第5組:ウズベキスタン、第6組:韓国、第7組:クウェート、第8組:中国、第9組:カザフスタン
    第10組:カタール


  <第4組最終成績>

    勝点 得点 失点 得失点差
日  本  16  31   1    +30
オマーン  13  14   2    +12
マ カ オ   4   3  28    −25
ネパール   1   2  19    −17



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                YOKO IMAI             (10/01/'99)